Strategic Update 2026

Univearth/LIFTI LINE Group

AIが動かせる物流を、つくる

Univearth

AIが物流を動かすインターフェース

LIFTI LINE Group

AIで武装した運送会社グループ

2026年4月

01
FOUNDER'S MESSAGE

代表者メッセージ

私は長距離ドライバーとして、物流業界には古くからの慣習が長きに渡って変えられることなく存在していることを実感しました。業界の非効率性がドライバーたちの生活や家庭に与える深刻な影響を与えています。

子供の誕生をきっかけに「家族との時間を大切にしたい」との思いを強く感じ、ドライバーとしての職を離れ、株式会社Univearthを創業しました。

「共に届ける」という弊社のミッションは、物流業界に関わるすべての人々が真の意味で幸せになることを表しています。DX時代において、「顧客体験」を届けるためには、他社との共創を進め、共に新しい未来を築くことから始まります。

業界の友人や知人が喜ぶ姿は、私のモチベーションとなり、彼らの喜びが、業界全体の喜びに繋がると確信しています。

最後に、私の父はカメラマンでした。彼が残した一枚一枚の写真から、瞬間の大切さとその瞬間が永遠の記憶として残る価値を学びました。この教えを胸に、物流業界の課題も、永続的な価値をもたらす改革のチャンスと捉え、業界の持続的な進化を目指しています。

MISSION

共に届ける

株式会社Univearth

代表取締役 谷口 臨太朗

谷口 臨太朗
02
COMPANY

会社概要

—— 物流DXプラットフォーム「LIFTI」の開発・運営

株式会社Univearth

社名

株式会社Univearth

所在地

大阪府大阪市福島区福島5丁目1番12号

代表者

谷口 臨太朗

設立

2019年2月15日

資本金

5億7,899万6,672円(資本準備金含む)

従業員数

9名

事業内容

物流DXプラットフォーム『LIFTI』の開発・運営

LIFTI LINE Group

智商運輸実運送

岡山拠点。大型・中型トラックによる幹線輸送を担う。

三之丸通商実運送・元請

大阪拠点。広域配送ネットワークを展開。

福昇運輸(子会社)

三之丸通商の子会社。地域配送を担当。

2026年夏:2社のグループイン確定

Management Team

谷口 臨太朗

谷口 臨太朗

代表取締役 / CEO

1989年生まれ。鳥取県出身。

父親の影響を受け18歳で写真家になる。

トレーラー運転手に転向し全国を走り回る中で、物流業界の課題と可能性を実感。

物流業界をより良くしたいという強い思いから、株式会社Univearthを創業。

落合 雄一

落合 雄一

取締役 / CTO

1986年生まれ。兵庫県淡路島出身。

電気通信大学在学中、サイボウズスタートアップス(現・トヨクモ)に参画。

サイボウズスタートアップスをMBOし、最高技術責任者に就任。

2020年9月、トヨクモ(株)東証マザーズ上場。

役員退任後、谷口との出会いをきっかけにUnivearthに参画。

グループ会社

3

保有車両

100台超

累計調達額

5.36億円

03
PROBLEM

日本の物流は、多主体構造のアナログに縛られている

国内物流市場規模

約25兆円

巨大な市場規模を持ちながら、業界全体のデジタル化率は極めて低く、依然として昭和のオペレーションが残存しています。

結果として、物流コストの30〜40%は、非効率な情報管理から生まれています。

AIが介入できない構造

データがデジタル化されていないため、AIは意思決定を支援することすらできない。まずデータを取得できる「実体」が必要。

電話・FAXでの受発注

荷主から元請、元請から下請けへと、何層にも連なる多重下請け構造の中で、情報伝達は口頭や紙で行われています。

1件の配車手配に平均30分以上

紙ベースの請求管理

フォーマットの異なる請求書や受領書が飛び交い、システムへの手入力や突合・確認作業に膨大なリソースが割かれています。

月末に膨大な手作業が発生

情報のブラックボックス化

データが分断されているため、「誰が、何を、いつ、どこへ、いくらで運んだか」という実態が、荷主からも元請からも見えません。

荷物の状態・原価構造が見えない
04
INSIGHT

AIが使いたくなる支配点を握る」

—— AIを使うことではなく、AIに使われる存在になる。

物流特有の「多主体構造」の壁

発注者

荷主

× 分断

仲介・管理

元請

× 分断

実運送

協力会社

01

全体が繋がらないと価値が出ない

荷主・元請・協力会社のチェーン全体が動かなければ最適化は機能しない。

02

決裁者が複数存在する

1社の導入決定では不十分。取引先数十〜数千社の同意が必要。

03

現場の慣習が強固

電話・FAXで回っている現場に、外部からSaaSを強制するハードルは極めて高い。

AI時代の価値構造 — 中間層が淘汰される

AI供給層

OpenAI, Google, Anthropic など

中間層(AIラッパー・便利機能)

AIを使った機能や情報処理。複数社が低コストで再現可能

最も圧力大

現場支配層

現場・業務・責任・実行回路を握る層

我々が握る「3つの支配点」

意思決定データ

誰が、何を、いつ、どこへ、いくらで運んだか。さらに価格交渉・発注判断のプロセスすべて。

実行インターフェース

意思決定を伝達し、実行する回路。AIが物流を「動かす」ための接続点。

フィードバックループ

意思決定の結果と責任を回収する仕組み。データの精度を複利的に高める。

「AIを使うことは差別化ではなくなる。
AIが使いたくなる支配点を握ることが、唯一の持続的優位性。」

05
PIVOT

(SaaS)から、(運送会社群)へ。
そして(AIインターフェース)へ。

—— SaaSでは運用が定着しない。だから自ら実体を握り、データを取りに行く。

BEFORE
——SaaS提供者
  • 各社にSaaSツールを販売
  • 導入企業ごとに個別最適化
  • 運用が定着せずデータが入らない
NOW
——AIで武装した運送会社グループ
  • M&Aで運送会社をグループ化
  • AI活用支援で流通網全体のデータを整備
  • 意思決定データを100%自社で直接取得
NEXT
——AIが動かすインターフェース
  • 意思決定データをAIに渡す
  • AIが実体(運送会社群)を動かす
  • 業界全体の物流をAIネイティブに再編

ネットワーク拡大の2つの入口

M&A

入口1:グループイン(M&A・事業承継)

LIFTI LINE Groupに参加し、AIエージェント化された経営資源をフルで活用。意思決定データを100%取得。

SaaS

入口2:ネットワーク参加(LIFTI導入)

グループインしなくても、LIFTIプロダクトを導入してネットワークに参加。AIエージェント化された経営資源を利用可能。

データ獲得の戦術

AI活用支援

SaaSを提供しても運用が定着しない = データが入らない。 そこで「AIエージェント化を支援する」という名目で、 流通網全体(荷主・元請・協力会社)の運用を代行。

01

自社グループで実験・検証

02

検証済みの仕組みを外部企業に展開

03

運用代行を通じて意思決定データを直接取得

「BPOではなく、AIエージェント化。
データを握りに行くための戦術的アプローチ。」

06
TRACTION

AIで武装した運送会社群が形成され、
意思決定データの蓄積が始まっている

グループ会社

3

智商運輸・三之丸通商・福昇運輸

(M&A完了・AI武装化中)

保有車両台数

100台超

大型・中型トラック

AIの「手足」としての実体

配送エリア

全国

岡山・大阪を中心に

全国ネットワークを展開

累計資金調達額

5.36億円

プレシリーズA 3.6億円

(2025年10月)

財務ハイライト

連結売上高(現在)

10億円

今期目標 売上

110億円

今期目標 営業利益

10億円

今期目標 純利益

5億円

11x Growth

実行タイムライン

2025.04

智商運輸を子会社化

2025.09

三之丸通商をグループ化

2025.10

プレシリーズA 3.6億円調達

2026.06

1社グループイン確定確定済

2026.07

1社グループイン確定確定済

M&Aパイプライン

DD中売上80億円規模
1社
TOP面談前売上40億円規模
1社
TOP面談前売上20億円規模
1社

グループイン確定2社 + パイプライン3社 = 合計140億円規模の拡大余地

最大の資産は「意思決定データ

誰が、何を、いつ、どこへ、いくらで運んだか。さらに、その配車判断・価格交渉・発注プロセスのすべてを、自社運送の実行を通じて直接取得しています。

これは単なる入力データではなく、AIが最もアクセスしたい意思決定データです。

グループ構成

智商運輸
三之丸通商(子会社:福昇運輸)
07
MODEL

5層の収益モデルが時間軸で解放される

—— 実運送から始まり、データ蓄積とともに収益の引き出しが増える構造

3つの実務レイヤー

レイヤーA

観測

— 現場で何が起きているかを取る

運送実行を通じて、配送現場のリアルデータを100%自社で取得。

レイヤーB

判断

— 何をどう変えるべきかを決める

複数主体間の発注・価格交渉・配車判断——意思決定プロセスそのものを蓄積。

レイヤーC

実行

— 誰がどう動き、結果をどう回収するか

AIの判断をグループ運送会社群が即座に実行。結果データがフィードバック。

「観測・判断・実行の全レイヤーを自社で握る。
運送会社群がAIの手足、UnivearthがAIの頭脳との接続点。」

5層の収益モデル — 時間軸で段階的に解放

NOW現在の収益

運送収益

グループ運送会社の実運送による売上。意思決定データを100%取得。

AI活用支援

流通網全体のデータ整備・運用代行。AIエージェント化の名目でデータを直接取得。

NEXTネットワーク拡大で解放

受発注テイクレート

元請ポジションから受発注の手数料を取得。SaaSは無料で面を取り、取引手数料で回収。

フィンテック(ファクタリング)

協力会社への早期支払い。取引データを全て保有しているため与信判断が圧倒的に正確。

FUTURE成熟期の収益

AIインターフェース外販

自社グループで実験・検証済みのAI機能をSaaSとして外販。データが溜まるほど精度向上。

成長のフライホイール

実運送
データ蓄積
AI最適化
ネットワーク拡大
収益多層化
08
MOAT

後発は同じデータに到達できない

意思決定データの希少性

複数主体間の発注・受注・価格交渉・配車判断のプロセスデータは、自ら運送を実行しなければ取得できません。AIが最もアクセスしたいデータを独占的に保有。

実体(運送会社群)の構築難易度

運送会社のM&AとPMI(統合プロセス)には、物流業界への深い理解と高度な実行力が必要。資金だけでは現場を巻き込んだネットワークは再現できません。

AIインターフェースの先行優位

意思決定データ × 実体の組み合わせにより、AIが物流を動かすインターフェースとしてのポジションを先行確立。後発がデータなしにこの地位を奪うことは困難。

テクノロジー実体(運送)意思決定データAIインターフェース
テック企業(SaaS)××
大手物流企業××
Univearth / LIFTI

「意思決定データが蓄積されるほど壁は高くなる。時間こそが最大の参入障壁。」

09
ROADMAP

AI時代の構造変化に乗る成長戦略

—— マクロ環境の変化と連動した3フェーズのロードマップ

Phase 1CURRENT

AI活用格差の時代

AI導入そのものが差別化。1人当たり生産性の差が急拡大する時期。

2025 – 2027

AI活用格差で先行する

  • M&Aで運送会社をグループ化(3社完了 + 2社確定)
  • グループ内オペレーションをAIで武装
  • 意思決定データの蓄積開始
  • M&Aパイプライン:140億円規模
Phase 2NEXT

AI一般化・コモディティ化の時代

AI搭載が標準化。単機能SaaSの差が縮み、AIラッパー型が淘汰される時期。

2027 – 2029

支配点を確立する

  • AIエージェントによる配車・発注の自動化
  • 下請け発注のAIエージェント化
  • 支払い条件の最適化
  • 意思決定データの独占的蓄積
Phase 3FUTURE

支配点への価値集中の時代

標準的なAIサービスは置換される。価値がモデル供給者か現場支配者に集中する時期。

2029 –

価値集中の恩恵を受ける

  • AIインターフェースの外部開放
  • 業界全体のAIネイティブ化を推進
  • 実行インターフェースの独占
  • 物流インフラ企業としての地位確立

「AI機能はコモディティ化する。支配点を握った企業に価値が集中する。
我々は今、その支配点を構築するフェーズにいる。」

10
WHY NOW

なぜ今、AIが動かせる物流をつくれるのか

2024年問題の本格化

労働時間規制により、効率化が「あれば良いもの」から「死活問題」へ変化。物流業界全体がDXを迫られています。

後継者問題 → M&A機会の急増

運送会社の経営者高齢化が深刻化。事業承継の選択肢としてM&Aを検討する優良企業が急増。AIで武装した運送会社グループを拡大する絶好のタイミング。

DX未着手の巨大市場

25兆円市場の大半が依然としてアナログ。業界全体のデジタル化率は極めて低く、AIインターフェースの先行者利益が圧倒的に大きい。

AI技術の成熟 → インターフェースが現実的に

LLM・生成AIの急速な進化により、意思決定データを活用したAIエージェントの実装コストが劇的に低下。「AIが物流を動かす」が夢物語ではなくなった。

マクロの構造変化」と「AIの成熟」が
今、完全に合致した。

11
CLOSING

我々はSaaS企業ではなく、
AIが動かせる物流インフラ企業
進化しています。

LIFTI LINE Group

AIで武装した運送会社グループ

= AIの手足

×

Univearth

AIが物流を動かすインターフェース

= AIの頭脳との接続点

「AIは意思決定はできても、実体を動かせない。
だから我々は運送会社をAIで武装し
AIが動かせるインターフェースをつくる。」

Univearth, Inc. — 2026